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手宮洞窟保存館

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手宮洞窟(くつ)は1866年(慶応2年)相模(さがみ)国(現在の神奈川県)小田原から、朝里地区のニシン番屋の建設に来ていた、石工の長兵衛によって発見されました。手宮洞窟周辺は、小樽軟石と呼ばれる凝灰岩(ぎょうかいがん)が露出しているところで、長兵衛は建築用の石を捜している途中で偶然洞くつ内の岩壁にさまざまな文様が刻まれていることを発見しました。

 この彫刻はジョン・ミルン(J.Milne イギリス人:地震、地質学者)によって初めて学術的な観察と報告がなされました。また、開拓使(現在の北海道庁)、渡瀬荘三郎などによって次々と調査が行われました。
 1921年(大正10年)には、その価値が認められ、国指定史跡となり、1949年(昭和24年)にはブロンズによる模刻と保存覆屋の整備を行いました。しかし、発見以来120年以上がたち、風化、剥落の進行を防止し、貴重な文化財である手宮洞窟を後世に伝えるために、昭和61年から保存修復事業を開始し、約10カ年の歳月を要し、平成7年に手宮洞窟陰刻面を保存する「手宮洞窟保存館」を完成させました。

〒047-0041北海道小樽市手宮1丁目3番6号

有り:280台

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