「西の正倉院」は奈良正倉院の御物と同一品といわれる銅鏡を含む、貴重な文化財が存在することから計画されたものです。宮内庁の協力、奈良国立文化財研究所の学術支援、さらには建設大臣の特別許可などにより、再建された建物です。西の正倉院では、非公開とされている「正倉院」の内部も見ることができます。また、西の正倉院の中には、百済王族の遺品と云われる２４面の銅鏡があります。奈良東大寺大仏殿の台座から出土した銅鏡と同一品である「唐花六花鏡（とうかろっかきょう）」をはじめ学術的にも貴重な国宝級の宝物が展示されています。