公人屋敷（旧岡本邸）は、江戸時代に延暦寺の僧侶でありながら妻帯（さいたい）と名字帯刀（みょうじたいとう）を認められた「公人（くにん）」が住んでいた住居のひとつです。内部が原型をとどめないほど改装されている住居が多い中、岡本家の家屋は全体に公人屋敷としての旧状をよくとどめた社寺関係大型民家の特徴を示す住宅として残されてきました。2001年に坂本地域の歴史的遺産の保存を目的として大津市に寄贈されたもので、主屋、米蔵・馬屋等は2005年3月に大津市指定文化財に指定されています。
名神京都東ＩＣ西大津バイパス経由下阪本ＩＣ下車約１０分