我が国最古の劇場で、昔より四条河原では勧進能や田楽・狂言などが行われており、歌舞伎の創始者といわれる出雲阿国もここで大スタ－となり、それが常設の芝居小屋へと発展して南座だけが歌舞伎発祥の現在地に残ったとのことです。劇場前には阿国歌舞伎発祥の地を示す石碑があり、南座は河原芝居からの伝統を今日に受け継いでいます。また、毎年１２月には東西の歌舞伎役者が勢揃いし、恒例の顔見世興行が行われ、「京の師走は顔見世から」というほどに京都人と密着した劇場です。