八郎沼公園

1/2
八郎沼公園の紅葉
史跡・庭園
コースに追加
お気に入り
マップ・ナビへ送る
八郎沼は、明治11 年(1878 年)に開拓使を退職して大野に移住し、同13 年ごろから向野で酪農を始めた伊予国(愛媛県)の士族・山田致人が、牛に水を飲ませるために、池を掘って水を蓄えたのが始まりで、当時は水田の用水としても利用した人工沼でした。
その後、郵便事業を起こし、多くの事業を手掛けた中村長兵衛の所有に移り、その子・長八郎が沼を含めた土地の管理をしていました。
大正時代に入り、長八郎は沼で鯉を飼い、鯉料理で収益を得る目的で周辺の湿地を含めて拡張しましたが、昭和6 年(1931 年)に志し半ばで亡くなります。長八郎が亡くなってから、その名を取って「八郎沼」と呼ばれるようになりました。その後も合資会社が設立され、沼のしゅんせつと拡張、水門の設置など、養魚場として整備をしてきましたが、水量の不足などが原因で、事業は中止され、昭和11 年(1936 年) に会社は解散しました。
〒041-1231北海道北斗市向野
有り